社員インタビュー

営業職から大学に再進学、
40代からの決意と挑戦

教師職(集団指導)

K.D.

2017年入社 小学部教師職・理科

Career

2004年
行政社会学部行政学科 卒業
2004年
トラックや重機の部品メーカーに営業職として入社
2007年
行政の会議録等に関わるサービスを提供する会社に入社
2010年
理学部分子生物学科 入学
2017年
理学部分子生物学科 修了
2017年
日本入試センターに入社
教師職としてSAPIX小学部理科を担当

入社を決めた理由

はじめは
教師志望ではなかった

大学で行政について学んだ後、製造業の営業職として2年ほど働いていましたが、以前から抱えていた「理系の学問を究めたい」という想いが捨てきれず、理学部に再進学。分子生物研究に没頭する日々を過ごしました。研究室の毎日は楽しく、そこに残る選択肢もあったのですが、扱うテーマがあまりに専門的で、「学びの幅を広げたい」という気持ちから、修士課程修了のタイミングで転職活動を決意しました。そのときにふとよみがえったのが、塾教師のアルバイトで経験した授業の楽しさでした。

教育業界を視野に入れて転職活動をするなかで出会ったのが日本入試センターでした。ただ当初は、総合職を希望していたので教師になるつもりはなかったんです。ところが私の経歴を見た面接担当者から「理科の教師職にチャレンジしてみませんか?」と勧められたのです。内心かなり驚いたのですが、何かに背中を押されたのか、「やります」と返事してしまって。もちろん不安はありました。というより、自分に教師が務まるのかと不安しかありませんでした(笑)。実際に、教師職の入社試験では解けない問題もいくつかありました。だけど、その悔しさから帰り道に理科の参考書を買って読んでみたら、これがとてもおもしろくて。「よし、教師職として採用されたら頑張ってみよう」と前向きになったことをよく覚えています。

私の仕事

この授業がゴールなら
努力する甲斐がある

現在は小学校高学年を中心に、理科を担当しています。実はこれまで中学受験に対してあまりよいイメージを持っていなかったんです。どこか子どもに無理をさせるような指導になってしまうんじゃないかと。しかし、入社後に教科長の授業を見学する機会があって、そのときの授業のおもしろさと、教室にあふれる笑顔は今でも忘れられません。にぎやかで楽しく、でもハイレベルな内容を学ぶ生徒の姿を目にして、「この授業がゴールにあるなら努力する甲斐がある」と、仕事に対するやる気がさらに高まりました。

私が目指すのはとにかく楽しくて、あっという間に終わってしまったと感じるような授業です。テキストをベースにしながらも、生徒が興味を覚えるキーワードを途中で盛り込んだり、不意打ちで質問を投げかけてみたり。「理科って楽しい!」と思える授業を心がけています。ただし「楽しい授業=即興の授業」ではありません。とくに板書内容は家庭での復習に欠かせないものですから、授業の流れを思い描きながら入念に準備します。入社時に見学した教科長の授業にはまだ及びませんが、去年より今年、今年より来年と、授業の質を高めていくことが今の目標です。

日本入試センターの魅力

年齢や経歴など
様々な人が
活躍できる職場

40歳を超えてからの転職でしたが、職場にはスムーズに馴染むことができました。かつて営業職で培ったコミュニケーション力を活かせたのかなと思います。ただ同時に、日本入試センターが風通しのよい職場であることも大きな理由です。年齢や経歴など、様々な人が活躍しているので、新しい人を自然と受け入れる雰囲気があります。中学校の先生や電池メーカーの技術者など、それぞれ歩んできた道が違うからこそ、お互いの専門性を活かし合えて刺激になります。

教壇に立つことへの緊張はありましたが、慣れるまで週に2回の授業という、余裕のあるコマ数からスタートしたので、自分のペースで指導のコツをつかむことができました。受験指導にあたっては、難関校の名前すら知らないところからのスタートでしたが、上司は「5年で一人前になってくれれば大丈夫」と声をかけてくれました。自分の年齢を考えるとさすがに5年は長すぎるので、私の不安を吹き飛ばすための気遣いだったと思いますが、この一言があったおかげで、教師職としての一歩を踏み出すことができました。

応募を検討している方へのメッセージ

簡単な仕事ではない
だからこそやりがいがある

日本入試センターは、研修などの育成体制が充実しているので、未経験者でも安心してチャレンジできます。ただし、子どもたちの人生に深く関わる責任の重い仕事であるという自覚は必要です。教えるときも、叱るときも、励ますときも、常に「生徒の成長につながるか」という視点で行動することが求められます。簡単なことではありませんが、だからこそやりがいがある。目標に向かって邁進する子どもたちを一緒に応援しましょう。

あなたの情熱を、
教育の現場で発揮しませんか?